この度、2023年7月8日、「第196回日本肺癌学会関東支部学術集会」を開催させていただくこととなりました。会長にご推薦いただきました皆様に感謝申し上げます。
近年、分子標的療法、免疫療法の登場により、肺癌の診断・治療が大きく変貌し、治療成績が向上して参りました。しかし、最新の知見をもってしても理解の及ばない点も残っており、問題点を症例から学ぶことの重要性に変わりはありません。
関東支部学術集会では、各施設の貴重な症例を提示していただき、情報を共有して参りました。このような場は若手医師が発表をとおして、修練を積む貴重な場ともなってきたと思います。今回もまた症例検討を主体にプログラムを組む予定でおりますので、ぜひ各施設の先生方におかれましては、多くの演題をご登録いただき、活発なご討議をいただけますようお願い申し上げます。
最新の診断・治療の動向についても、目を離せない状況が続いております。関東支部学術集会では、専門の先生方にセミナー、講演がひらかれてきましたが、こちらのほうも今回、引き続き企画しておりますので、奮ってご参加いただければと思います。
教室員一同、有意義な会となりますよう鋭意準備を進めております。多忙な日々をお過ごしのことと存じますが、皆様のご参加をお待ちしております。
第196回日本肺癌学会関東支部学術集会 会長 仁木利郎
(自治医科大学病理学講座統合病理学部門 教授)