第62回日本人工臓器学会大会
大会長挨拶
第62回日本人工臓器学会大会 大会長
福田 宏嗣
獨協医科大学 心臓・血管外科
 この度、第62回日本人工臓器学会大会の大会長を拝命いたしました。歴史と伝統のある本大会を2024年11月14日(木)から16日(土)まで宇都宮で開催させて頂くことは私達の教室・大学にとりまして大変名誉なことであり、このような機会を与えて頂きました会員の皆様には厚く御礼申し上げます。
 今大会のテーマは「多職種で紡ぐ未来の人工臓器―One team for artificial organs in the future―」とさせて頂きました。今回初めての試みになりますが、同じ北関東で活躍されている群馬県立心臓血管センター技術部の安野 誠先生を副大会長にご指名し盛会になるよう一緒に運営させて頂きます。
 本学会は人工臓器に関わる医療、機械工学・材料工学・医工学などの工学領域、また職種も研究者、企業関係者、政策立案者、医師を始めとする医療関係者など様々な分野の専門家が横断的に集うユニークな学会です。これらの専門家が一同に会し、人工臓器の最新研究、革新的な技術、そしてそれらが実際の臨床にどのように安全に応用されるかについてお互いの視点から深い洞察を共有する場となります。更に研究開発者とその利用者という視点でそれぞれのシーズ、ニーズを審らかにし人工臓器のイノベーション、将来に向けた新たな道を模索できる機会にできればと考えています。
 また今回は第30回国際補助循環学会(30th of the international society for mechanical circulatory support, ISMCS2024)を獨協医科大学埼玉医療センター心臓血管外科の戸田宏一教授が11月13日(水)から15日(金)の同時期に主催され海外から多くの参加者が見込まれます。このため例年以上に国際的な交流ができることを期待しています
 コロナ禍がほぼ収束し現地開催のみとする予定です。学会参加の意義は知識を共有するだけではありません。face to faceで参加者同士が交流・連携することを通じて新しいアイデアやパートナーシップが生まれ人工臓器の新たな方向性が見える大会になることを期待しています。
 宇都宮は北関東 栃木県の県都です。都道府県魅力度ランキングではいつも低迷していますが、豊かな文化遺産と自然の宝庫が魅力の県です。世界遺産の日光の社寺、特に日光東照宮はその荘厳な建築と精緻な彫刻で知られ、また近隣には中禅寺湖や華厳の滝を要する日光国立公園があります。秋の紅葉が最高潮のこの時期、是非訪れてほしいと思います。また関東の奥座敷と呼ばれる鬼怒川温泉、御用邸がある那須高原、益子焼の里益子、CNNの世界の夢の旅行先10ヶ所に選ばれたあしかがフラワーパーク、幻想的な風景が広がる大谷資料館も貴重な観光資源です。食の面でも宇都宮餃子、宇都宮焼きそばや兜焼きなどのB級グルメ、栃木牛、更に梨やいちごといった果物も有名です。学会の合間にこれらの観光や美食を堪能して頂ければと思います。
 皆様の参加は、この人工臓器分野の進歩と発展に不可欠です。スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2023年12月吉日





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